9本目の紅梅の茶杓は細身で節上の部分に小さな虫くいの穴が。
雲巌寺の御老師が手に取り、いいと一言。
そして最後に残った1本。
櫂先の裏側の焼めの部分が大きく虫食いがあり節上が幅が広く。
お茶の会を楽しむ画伯が工房にお出でになり茶杓の桐箱を見てこれはと聞いてきました。
紅梅の茶杓をお見せしたところ、此れは凄い、何時もお世話に成るのでプレゼントをした処。
何とお礼がこれまた凄い。
三越の個展で購入した益子の陶芸家の高内秀剛さんの陶器を戴きました。
小さな茶杓がこの様な器に成りました。
紅梅の茶杓虫食いの部分を削り出す時によく折れずに出来たと感心して、
この器がふさわしいと戴きました。
お正月に使いなさいと戴きましたが、
う~ん・・・・言葉が出ない。
凄いお宝を頂戴いたしました。
紅梅の茶杓数十本削り出して1本から2本出来れば御の字。
木取、節上の良い処にうまい具合虫食いが出てこない。しばらく手をかけていなかったが・・・・・
さぁ今から削り出す刃物は白紙1号の短刃が最高に切れて、刃物の重さがあり良かった。
長年そのままになっていた紅梅、いい色合いになっている。又作り始めます。
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