木工旋盤で器の内側を削る時に、削る刃物が思うようにいかない。
試行錯誤が続いていましたが、思い切って作ることに。
昨日はNHKの取材を待つ間に、炉に炭を起こして鞴で風を送り火を起こして、
鋼を赤くなった炭にくべて暫し炎の中に。
やがて真っ赤な炭に負けじと鋼も赤く焼けて、アンビルの上で槌で叩くと思いのほか曲がる。
鉄は赤い内に打てと、ことわざに有る様に、素直に曲がり唯刃を付ける事を予想して厚みを決める事がまだ下手。
一番初めに鑢で刃物を鍛えたものが角度が大きいので修正して今度は使える事に。
されどカンナの刃を良く研磨をすることが重要。
今は亡き刃物鍛冶の湯沢さんが、「鋼を鍛えて見る様に」と進めてくれた時の鋼を、鍛えて轆轤カンナに。
なんとか削ることが出来ますが此れも良く研磨が必要。
以前は会津の轆轤鍛冶が使っていたと言う刃物が縁あってクロサキ工芸に来て、研磨をする事と刃物の削り方で、轆轤カンナの用い方が変わる。
お陰様で髭親父もまだまだ待ち時間の有効活用が出来ました。
70過ぎの手習いもまた味なもの。
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