年が明けれ間もない、1月4日。昨年暮れに話が合った。
古いボール盤が工房に持ち込まれた。
遠州ボール盤のカバーは汚れて汚い。
スイッチを入れるとモーターから煙が出る。
カバーを外してプラスチックの割れの補修に。
カバー全体が割れが大きいー。
機械に固定する部分の補強に。
色が違うが、或るもので補強。
この際汚れは其のままに。
問題のモーターは手に負えないので。
工房にある日立工機のモーターを仮付けに。
肝心なのはボール盤のシャフトの芯が触れない事?。
今迄のボール盤は芯が振れて。
制度が良くないので、いつかは取り換える予定でしたが。
中古機械でよく目にする遠州ボール盤。 シャフトの上のベアリングが直ぐに外れて、初めて見るスタイル。 今迄のボール盤のシャフトとは違う。 モーターの振動が、直接にシャフトに伝わらない仕組み。
回転だけがシャフトに伝わるのか。
シャフトの振れも手まわして計測するが振れが少ない。
上の部分のベアリングを交換して。
下の部分は其のままに組み立て。
遠州ボール盤の精度が分かったので。カバーの取り付けが、カバーの劣化も有り、補修にあの手この手。
昭和50年購入と記録が有り、今年で51年の年月。 傷も多くありますが。
シャフトの振動が少なく、今迄と比べてみると雲泥の差。
モノ作りは確実な技術が大切と痛感。
稼働する定盤の固定金具でも堅牢な作りで使い易い。この様な処にも作り手のこだわりが感じ取れます。
カバーも補修が終わり、回転に支障なく。 ドリルで穴を開ける時には振動と、機械の音が静に成る。 お陰様でここ数日油まみれの正月でしたが。
自分で機械のメンテナンスが出来る事は最高です。
出会いに感謝です。
汎用機械は様々な部品が共用出来ますが。
肝心な処はオリジナルの部品で精度を保つ工夫が、年月を越えて使い続けることが実証出来た事でしようか。
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