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kaz6226

新年早々油だらけ

 年が明けれ間もない、1月4日。昨年暮れに話が合った。 古いボール盤が工房に持ち込まれた。


遠州ボール盤のカバーは汚れて汚い。 スイッチを入れるとモーターから煙が出る。





カバーを外してプラスチックの割れの補修に。

カバー全体が割れが大きいー。


機械に固定する部分の補強に。 色が違うが、或るもので補強。 この際汚れは其のままに。 問題のモーターは手に負えないので。 工房にある日立工機のモーターを仮付けに。 肝心なのはボール盤のシャフトの芯が触れない事?。 今迄のボール盤は芯が振れて。 制度が良くないので、いつかは取り換える予定でしたが。




中古機械でよく目にする遠州ボール盤。 シャフトの上のベアリングが直ぐに外れて、初めて見るスタイル。 今迄のボール盤のシャフトとは違う。 モーターの振動が、直接にシャフトに伝わらない仕組み。

 回転だけがシャフトに伝わるのか。 シャフトの振れも手まわして計測するが振れが少ない。


上の部分のベアリングを交換して。 下の部分は其のままに組み立て。


 遠州ボール盤の精度が分かったので。カバーの取り付けが、カバーの劣化も有り、補修にあの手この手。



昭和50年購入と記録が有り、今年で51年の年月。 傷も多くありますが。  



 シャフトの振動が少なく、今迄と比べてみると雲泥の差。 モノ作りは確実な技術が大切と痛感。




稼働する定盤の固定金具でも堅牢な作りで使い易い。この様な処にも作り手のこだわりが感じ取れます。


 カバーも補修が終わり、回転に支障なく。 ドリルで穴を開ける時には振動と、機械の音が静に成る。  お陰様でここ数日油まみれの正月でしたが。

 自分で機械のメンテナンスが出来る事は最高です。  出会いに感謝です。



汎用機械は様々な部品が共用出来ますが。 肝心な処はオリジナルの部品で精度を保つ工夫が、年月を越えて使い続けることが実証出来た事でしようか。

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