様々な注文を戴きます。和家具や指物、漆など家具全般 時には建築も。
数十年前にマカバで玄関の下駄箱をとご注文をくださったお客様が久しぶりに見えられ
「家の自慢のものです」と有り難い言葉を頂きました。
最近は思い出のあるものの修復、復元、リペア、様々です。
先日箪笥の修理でお伺いすると、イギリスのアンティーク家具の修復の依頼。
このスタイルの写真が工房の本に掲載されています。 古いものでは1690年位の年代が有ります。 オランダ語で、姪に翻訳してもらいます。
イギリスの家具の入門書には、簡単な轆轤の脚
お預かりしたテーブルはオランダ語の本の写真よりは、年代が下がるかも。 テーブルの天板の裏側の制作した痕跡で年代が推測できるかも。
アンティークな蓄音機の脚の部品と似ている処も有る様な?
確かな検証が必要…
古い塗料、ラッカーと思われるので、確認しながらも家具の表面を傷つける事無く。 古い塗料の塗膜を剥離する。 塗料の表面の痛み以外には傷も無く、保存状態も良い。
慎重に古い塗膜を剥離作業。 簡単な様で根気の要る作業、コツコツ飽きずに取り組む。 気を抜くと傷がつく、特に面の曲線が曲者。
綺麗に塗膜を落とす事が進んでいます。
着色には色々試してから。
同じようなオークでも、木の持つ木味により着色の具合が異なります。
脚部の傷んだ部分も丹念に補修。 この様な仕事をしますと、見積もりより、修復の時間が遥かに掛かります。 受けた以上は責任が有りますので、時間を戴き仕上げて行きます。
無事納品出来ました。
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